値段表はどちらになりますか?

渡航前にする事はなんですか?

・脚の体毛が濃い方は、脱毛。術後、テープをはがす時、痛いです。
・自分の歩行動画撮影。
 理由:延長後、自分の歩行の仕方を思い出せなく、動画があるといい目標になると思います。

◎爪切り
骨延長に向けて、指の爪は短く切って下さい。
術後、患部を寝ている間にさわったり、かゆみで掻いてしまったりするからです。
指の爪の間の菌が患部に接触するのは、感染症予防のため避けなければいけません。
・歯医者で検診 下記を参照下さい。

◎🦷感染症と口腔ケア🦷
虫歯・歯周病などがあると腔内から脚への感染リスクが高くなります。
渡航前に、歯科医院で、必ずすべて治療して下さい。

◎感染症とインプラント
骨延長の前に、インプラントをする場合、もちろん、リスクファクター(危険因子)があります。
インプラント後の骨延長は可能ですが、念入りな口腔清掃と口腔ケアが必要とされます。
口内から脚への感染リスクが高くなりますので、口腔衛生はとても重要になります。
もしくは、最初に骨延長、帰国後3か月待った後、インプラントするのが好ましいかと思います。

◎ショートメッセージ:100円
海外にいる場合、SMSの受信者は無料ですが
1通100円が送信者にかかります。
上記はドコモですが、他の携帯会社も同じような値段かと思います。

SMSは、極力避けて、メール、他SNSで連絡を取る事をお勧めします。

パッケージに含まれているサービスには何がありますか?

・医師による定期往診(毎週)※現在2024年は、スタッフと車で20~30分先のツルハン先生のクリニックに通います。
・ハイドロセラピー(プールでのリハビリ、参加必須です)
・PRP注射(月1)
・レントゲン撮影@LLC(月2回)
 計算上、1㎝~2㎝延長後、初回のレントゲン撮影となります。
 ※代表でもある先生の判断や業者の都合で、数日から1週間ほど遅延する場合があります。
・術前検査・入院中・病院での最後の血液検査から約2週間後、その後は基本毎月1回
 ※代表でもある先生の判断や業者の都合で、数日から1週間ほど遅延する場合があります。数値がすべて標準値の場合は、月1となります。
・輸血後感染症チェック(3か月後もしくは帰国前に検査)
・手術前日と当日に日本語通訳(※事前の申し込みが必要になります)
・平日1日2回土曜1回の理学療法(1回45分)
 ※年2回の大型連休の時は4日程、1日1時間1回になります。
・夜間介護もついた24時間サポートL@LLC ※入院中は、その限りではありません。
・サプリメント (コラーゲン、マグネシウム、ビタミンD、亜鉛、カルシウム、ビタミンB)
 ※以前は、患者さんご自身で管理していましたが、今は夜間介護スタッフが毎晩、その日の分を持ってきています。
 今月2023年6月、欠品になった事もありますので、サプリが絶対欠かせないという方は、ご用意する事をお薦めします。
・医療用具(補高便座、歩行器、車椅子、松葉杖、マッサージガン)無償提供若しくは貸出
 ※車椅子は、帰国時、先生が必要と判断した場合は支給されます。
・管理栄養士監修のもと、自然素材を使った料理を3食提供
・LLCの裏庭にあるウォーキング、休憩、日光浴のためのエリアを設けております。患者様が治療以外の時間も穏やかに過ごしていただけるよう心がけております。
※上記は、医師の判断によって変更になる場合があります。

英語が苦手ですが、大丈夫でしょうか?

通訳を必要とする下記の①.②については、無料でトルコ語、英語、日本語が話せる通訳が付きますので、英語が全く話せなくても問題ありません。
※手術予約時、通訳の申込が必要になります。

①手術日前日:術前検査(血液検査、心電図検査、レントゲン撮影)
②手術日当日:手術前

①.②の通訳の手配については、手術日が決まりませんと手配する事が出来ませんので、手術予約申込が先となります。

上記①.②以外のLLCでの日常生活では、英語が全く話せなくても、通訳の必要はないと思います。(実際にLLCに来られる方は日本でお仕事されている方が多く、英語を得意とされる方はほとんどいません。しかし、みなさんスマホの翻訳アプリで十分対応できております。)

LLCでは何が支給されますか?

  1. 歩行器
  2. 松葉杖
  3. 車椅子 ※帰国時、先生が必要と判断した場合は支給されます。
  4. 補高便座
  5. マッサージガン

1.~3.は、日本に持って帰って構いません。

LLCではどの内服鎮痛剤を使用されていますか?

基本的には下記の2種類のNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)のいずれかを内服していただいています。
①ARVELES(デクスケトプロフェン)…1回1錠(25mg/錠) 1日3錠まで内服可
・DOLOREXと同じNSAIDsですがやや作用機序が異なり、DOLOREXよりも鎮痛効果は若干劣ります。
・比較的軽度な疼痛の場合はこちらを用います。時折、DOLOREXの代わりにARVELESを使用して鎮痛効果がより得られる場合もあります。
②DOLOREX(ジクロフェナク)…1回1錠(50mg/錠)) 1日3錠まで内服可
・日本の商品名であるボルタレンとほぼ同成分・同効果のものです。ARVELESより強い鎮痛効果が得られます。
・上記のNSAIDsは骨形成に悪いという報告もありますが、明確なエビデンスはありません。しかし骨形成に悪いという副作用以上に胃粘膜障害・肝機能障害・腎機能障害などの副作用もでる可能性があるので不必要に飲まない方がよいことは確かです。

最大何㎝伸ばせますか?

LONの機械的限界値は10㎝、プリサイスは8㎝です。
※セルカン先生は、LONでも8㎝以上の延長は認めていません。
髄内釘の機械的限界値まで伸ばしたいという方もいれば、目標身長に達すれば満足という方もいらっしゃいます。
延長量に比例して、デメリットも増えます。
・プロポーションが崩れる
・リハビリが長くなり社会復帰が遅れる
・偽関節や骨移植等の合併症のリスクがあがる
・運動能力の低下など

■ 下腿6㎝延長
まず、最初に、筋肉の構造と柔軟性を診断する必要がありますが90〜95%の割合で6cmに達すると言えます。 骨延長の状態に応じて7cmに行くかどうかを改めて判断する必要があります。
※同時・連続延長はこの限りではありません。単独延長の場合のみです。

■ 大腿8㎝延長
筋肉の柔軟性が重要になってきます。 後、骨形成にもよります。 患者さんの筋肉が柔軟であれば、8cmに到達出来ます。柔軟性が低い場合はストレッチを集中的におこなってください。患者さんがリハビリを頑張れば、8cmは特に問題ありません。
重要なのは骨形成ですので、骨形成が悪い場合は、最初は骨延長の休息日などを作って骨が出来るのを待ったりします。
※同時・連続延長はこの限りではありません。単独延長の場合のみです。

プリサイスの利点・欠点は何ですか?

欠点
・高額。
・体重負荷の制限がある。

反対に、LONの最大のデメリットは、創外固定器がついている間は、傷口が空いていますので、絶えず感染症の可能性があることです。物理的な面もそうですが、精神的にも、かなり辛いかと思います。

利点
・感染症のリスクがほぼ皆無。
・頻度の高い消毒も不要。
・創外固定器がないのでリハビリ・理学療法の邪魔にならない。
・LONのように創外固定器による表面の痛さがない。
・傷跡が目立たないし薄い、傷数が少ない。

下腿と大腿、どちらの延長を選べばいいでしょうか?

医学的観点からだけでしたら、
1.大腿の方が骨1本ずつだけですし、
2.骨も太く丈夫で、
3.延長量も稼げますし、
4.骨形成も、相対的に早いです。
※骨形成がいい理由は、太ももは筋肉で全周覆われていて栄養を運ぶ血管がまんべんなく大腿に運ばれます。
対して、下腿は、脛骨と腓骨の2本骨がある上、後面、両側面に最初に仮骨が出来ると言われていて、筋肉がない前面は最後に出来ると言われています。実際、私の下腿の骨形成はその順番で出来ました。
有識者いわく、究極論ですが腓骨はなくてもいい骨だそうです。

ですが、審美的観点からいうと、
日本人は膝下の割合が低いので下腿をされる方が多かったですが、最近は骨形成のいいとされる大腿を選ぶ方が増えています。

下腿・大腿の割合80%が審美的にベストとされています。

下腿+大腿延長を希望した場合、どれがベストでしょうか?

■ 同時延長
利点:一番短い期間で滞在費用を抑えられる
欠点:身体的負担が大きい。延長量は控え目になる。合計10㎝前後、大幅なADLの低下。
痛みや身体の負担もかなり大きいので、その前に患者さんがストップするケースもあります。
後、1.尖足、2.膝の曲がり、3.腰の曲がりも顕著に出てしまう可能性が大きいです。ですので、リハビリ自体も痛みを伴い、かなり頑張らないとその3点の解決が遅くなってしまいます。

■ 連続延長
一言でいうと、同時と隔離の良いとこ取り。身体的負担も片方が完了してからなので低い。延長量も隔離ほどではないが、リハビリを頑張れば稼げる。合計10cm以上をご希望の方は、連続延長か隔離延長になります。

■ 隔離延長
利点:延長量が片方のリハビリを終了しているので、一番稼げる。
欠点:費用がかかる。2回分の飛行機チケット代など。時間的余裕がある人向き

■ プリサイス限界値まで延長
お値段は、他の延長とあまり変わらずプリサイスの限界値の8㎝x2の16cmまで無理なく延長出来ます。

社会復帰にはどれぐらいかかりますか?

回復が早い順番:大腿のみ>下腿のみ>大腿・下腿両方

社会復帰の定義は人それぞれだと思いますが、術前のように歩けるのには、手術部位、延長量など様々な要因がありますが、術後5カ月~1年と言われています。

仕事復帰と言う意味でしたら、デスクワークですと、大腿・下腿同時延長中からリモートでフルタイム勤務され、術後5~6カ月で職場復帰された方もいます。
大腿のみでしたら、術後3か月後に帰国し、松葉づえで仕事復帰も可能です。

身体を使うお仕事の方の場合は、正直、お答えする事は出来ません。
ご自身でどういう運動制限がいつ頃までかかるのか調べたうえで骨延長や骨延長後社会復帰をした方がいいのではと思います。

運動能力の回復にはどれぐらいかかりますか?

回復が早い順番:大腿のみ>下腿のみ>大腿・下腿両方

術後約2年後の抜釘後、+3か月後からは、制限がなくなり、術前と同じ運動の許可がでます。
下半身の筋力が術前と比べ、かなり減っていると思いますので、筋力アップが必要不可欠になります。

〇 セルカン先生の返答です。
個人差はあるという前提ですが、術前の運動能力の回復は、
下腿のみ、大腿のみの患者さんの場合は、1年後で80%~90%の回復。
下腿・大腿両方の患者さんの場合は1.5年後かかります。

約2年間は違和感があるでしょうが、特別な事ではないとの事です。

〇 激しい運動に関して
格闘技(Combat sports) 、武道(Martial arts)、コンタクトスポーツ(Contact sports)に関しては、自己責任でお願いします。

※この手術に適さない方
・50m走を6秒台が術後7秒台に恐らく最低でもなるでしょうが、それが受け入れがたい方。
・プロ、セミプロ、スポーツで生計を立てている方

骨延長を周りに知られたくないのですが、対処方はありますか?

国内外の骨延長患者さんなどが使った方法です。

■ 術前
◎ 男性
シークレットブーツ
コツは、半年~1年かけて、中敷きを最初は2㎝、そして徐々に厚くしていく。延長後は通常の靴に戻す。
◎ 女性
もちろん、ハイヒール。延長予定のヒール丈を履く。延長後、しばらくは、ローヒールかべた靴。

■ 術後
安全な範囲内で、松葉づえを低めに設定して、かなり猫背気味で使う。目線がかなり低くなります。
っで、ある程度期間が経ったら、普通の高さに設定する。

◎ 男性
男性は特に体重も筋肉量も多いので、体重が減ります。そうすると、相対的に背が高くみえます。
背、伸びた?と突っ込まれたら、"そんなわけないじゃん、痩せたからそう見えるだけだよ"と答えてOKかと思います。

髪型は、女性ほど劇的には変えられませんが、術前はパーマをかけて高さを出して、術後はペタってした髪型というのも手かと思います。

◎ 女性
女性の患者さんも痩せますが、男性ほど劇的にはいかないのですが、上記も使ってみましょう。

女性は、髪型を劇的に変えて印象を変えることが出来ます。

■ 帰国後の松葉づえ使用の理由付け
またまた、国内外の骨延長患者さんなどが使った方法です。

帰国後も、最初の頃は松葉づえ生活になります。

自転車とぶつかり骨折、階段を踏み外し骨折など、とりあえず下腿を骨折したと言う。ヒビが入ったでは有識者いわく理由付けでは弱いとの事、大腿はそう簡単には折れないとの事。
車との事故というのも避けましょう。保険など色々突っ込まれるとぼろが出る可能性があります。
後、お医者さんに聞いたところ、実際の骨折でも髄内釘を使うのだそうです。

えっ、そんな簡単に骨折れる?ともし突っ込まれたら、くしゃみで肋骨折れる人だっているし、当たり所が悪かった。私・俺、骨密度低いのかな?などと言っておきましょう。

1人暮らしです。渡航中のマンションの契約どうしてますか?

ある患者さんの例
1.マンション契約を解約
2.荷物は引っ越し業者に預ける (有料)
3.トルコにいる間に、ウイークリーマンションをオンラインで探し、帰国日が決まったら契約。
4.新しいマンションが決まるまで、帰国後は、そのウイークリーマンションで過ごす。

下腿を骨延長するとふくらはぎが太くなるって本当ですか?

本当です。
米国の骨延長YouTuberのCyborg4Lifeのビクターの動画で言っていました。
彼は、13~14才の時、スケボーで転倒したのが原因で、下腿に左右差が出来、PRECICEで医療骨延長をしました。
ボディービルダーでもあるので、ふくらはぎの筋肉もとても発達しています。
その動画でふくらはぎを鍛えている動画も紹介していましたが、骨延長した方のふくらはぎの方が明らかに太く、それは彼も明言していました。
ですが、普通の筋肉量の日本人男性だと、そこまで劇的に太くなるわけでもないと思います。相対的にぐらいで考えていただければと思います。
筋肉量の少ない女性では、あまり違いは出ないのではないかと思います。

・有識者からの返答
骨延長は組織新生を伴うため、太くなることは避けられないと思います。
術後2年程度、弾性ストッキングを着用することで多少は対策できると思いますが、まずはドクターに相談してみてください。

どんな麻酔方法があり、どれを使用しますか?

LLCでは、すべての骨延長手術に3つの麻酔方法を提供しています。 手術を受ける前に、麻酔科医に会い、どのタイプの麻酔方法が患者様に最も適しているかを話し合い、関連するすべてのリスクを説明し、アフターケア/疼痛管理計画について患者様と話し合います。セルカン・グルジャン医師の患者様は一般的に全身麻酔単独での麻酔方法をご希望されます。

■ 全身麻酔単独

メリット:
患者様はほぼ100%手術中に眠っていることができます。意識がないので、手術中に痛みを感じることはありません。硬膜外麻酔の合併症がありません。術後に頭痛・嘔吐・血圧低下などの副作用がでる可能性が下がります。

デメリット:
患者様は目を覚ますと、硬膜外麻酔がない場合に比べてより痛みが強くでます。痛みを取り除くために経静脈的に鎮痛剤を投与しますが、それでも鎮痛剤が効くまで一般的に全身麻酔単独では3-5時間激痛を感じます。覚醒時の苦痛も強いです。

■ 硬膜外麻酔単独
背部の硬膜外腔と呼ばれる部分に局所麻酔薬やオピオイドを持続的に投与する麻酔方法です。術後も投薬できるように背中にカテーテルを留置します。手術中にも意識があります。
痛みは感じず、触覚だけです。 場合によっては(10%)、痛みを感じることがあります。

メリット:
投与開始後3〜4時間、術部が無感覚になります。覚醒時の苦痛はなく、全身麻酔単独と比べて術後の鎮痛効果は高いです。カテーテルが背中に残っているため、鎮痛効果は最大8時間まで延長できます。

デメリット:
患者様は手術中も意識があり、100%鎮痛できない場合もあり手術中に苦痛を感じることがあります。手術中に苦痛を伴う場合、患者様は全身麻酔を追加して眠ることができます。 また、頭痛・嘔吐などの合併症などが強くでる可能性があります。 背部にカテーテルを挿入する際に局所麻酔をしながら施行しますがいくらか疼痛を伴います。

■ 全身麻酔と硬膜外麻酔の併用
全身麻酔と硬膜外麻酔をいずれも併用する方法です。
手術は全身麻酔から始まります。 手術の最後に、硬膜外カテーテルを留置し、鎮痛剤を投与して手術を完了します。 鎮痛治療は、手術後もカテーテルを通して継続することができます。
全身麻酔と硬膜外麻酔を併用した場合は全身麻酔施行後に硬膜外カテーテルを留置するので、硬膜外カテーテル挿入時の疼痛はありません。

メリット:手術中も術後も最も鎮痛効果が高い麻酔方法です。うまくいけば手術中から術後数時間疼痛をほぼ感じません。

デメリット:上記に記載した全身麻酔と硬膜外麻酔のデメリット両方を兼ね備えています。最も侵襲性の高い麻酔方法です。